
フォト俳句水族館 |

魚の顔ぐらい生まじめなものはないと思う。水族館で鯛の顔や鰹の顔を見てい
ると
生まじめな上に更にいかめしさが加わる。いつまで見ていても飽きるというこ
とが
ない。人間はこれにくらべるとまじめさが足りないという感じになる。
加藤 秋邨
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| 秋元 不死男作 | 八月十八日 外房鵜原海岸流灯会 |
| 流燈をイワシ集団泣きくぐる | 流燈へ浮上のろのろ老カレヒ |
| 流燈の消えゆくをサバ泣き囲む | 流燈の来て密会のハゼ隠る |
| 流燈を待つ横列をアジ誇り | 流燈に傘熱くして恋クラゲ |
| 流燈を魔かとトビウヲ脱走す | 流燈へ鰭袖振ってエイ媚びる |
| 流燈に天草咥へブリ参ず | 流燈を華燭ヒラメが砂平(なら)す |
| 流燈へイカ行く篤き病押し | 流燈に疼く箝傷ボラ訴ふ |
| 流燈やねむきその子をタコ叱る | 流燈の灯影挟みてカニ愁ふ |
| 流燈に腹芸速めフグ祈る | 流燈に涙乾かすチヌ比丘尼 |
| 流燈を舁ぐとカツヲら立泳ぐ | 流燈やひとりぼっちのタイ嘆く |